Snow Country (邦題:雪国)│あらすじと感想

雪国の英訳本

雪国の英訳本を読んでみました。

Snow Country
雪国(原書)

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」という書き出しでおなじみの小説ですね。
ちなみに、原書は読んだことが無いので、「国境の…」というくだり意外は知識がありませんでした。
知っているのは、作者の川端康成がノーベル文学賞を取っていると言うことくらいです。

ちなみに、ウィキペディアによると、次のように解説されています。

枕草子や和歌などの系譜にある日本的な美観を発現しているとされ、情景や心情の描写が特に高く評価されている。

日本的な美観ねえ…。
英語で読んだ感じでは、そんな感じが全くしませんでした。
英語力の無さが原因なのでしょうか?
あるいは、翻訳者の問題なのでしょうか?

ノーベル賞の審査では、英訳本を読んでいると思われます。
翻訳のレベルが低いと言うことは無いのでしょう。
やっぱり、私の英語力のもんだかなあ。

あと、人間関係がつかみにくかったですね。
登場人物は少ないんですけど。

原書との比較

以上のようなことがあったので、日本語でも読んでみました。

人間関係は日本語で読み直してみたのですが、日本語でも分かりにくかったですね。
例えば、次のようなシーンがあります。
芸者と一緒に宿を出た後彼女と別れ山に入る。
そこにヒロインの駒子がいた。
このシーンでは、芸者も駒子も代名詞で表現されているのです。
丁寧に読まないと、誰が誰やらと言う感じになるかもしれません。

あるいは、ヒロインの駒子の名前が物語の途中で突然出てくるのです。
重要人物なら、最初から名前を出したら良いのに。
何かの効果を狙っているのかなあ?
七回に分けて書いたものを、後でまとめた作品のようなので、その影響かもしれません。

「日本的な美観を発現」と言う点に関しては、日本語版ではある程度納得できました。
それなりに引き込まれる作品だと思いますし、好きな人は好きなんでしょうね。
ノーベル賞を取るような、日本文学を代表する作品かどうかは分かりませんが。


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