No Longer Human (原題:人間失格)│あらすじと感想

人間失格の英訳本

太宰治の「人間失格」の英訳本を読んでみました。

No Longer Human (人間失格)

実は、原書は最初の10ページくらいしか読んだことがありません。
しかも、中学生だか高校生のころですから20年近く前のことです。
手を強く握って不自然に微笑む少年という描写だけは、なぜか覚えていましたけど、それ以外はほとんど記憶に残っていませんでした。

読み終わった今、なんだかどんよりした気分に。

いろいろと誤解が

作品を呼んでいるうちに、この作品に関して、あるいは作家に対して、いろいろと誤解をしていました。

最初の誤解は、作品の年代です。
古典の名作だという意識があったので、明治か大正の話だと思い込んでいました。
でも、実際は、1948年の作品だったんですね。
戦後の作品だったとは知りませんでした。

作品が意外と新しいということは、太宰治も比較的最近の人なんですね。
1909年の生まれみたいです。
ということは、今生きていても不思議ではないくらいなんですね。

何でこんな誤解をしたんでしょうか?
中学の文学史で名前を知ったから、古い人だと思い込んじゃったのかな?

ところでこの作品、日本人にかなり読まれた作品なのだとか。
夏目漱石の「こころ」と首位の座を争っているそうです。

日本人って、暗い話が好きなんでしょうね。
「人間失格」も「こころ」も自殺の話題が出てくるしね。

世界の小説の売り上げだと、クリスティなのかな?

No Longer Human というタイトル

このタイトル、「人間失格」という原題とちょっとニュアンスが違う気がします。
小説の内容からタイトルをつけたのでしょうか?
確かに、「人間失格」は英語にしにくいタイトルですね。

英語は読みやすいような読みにくいような

ドナルド・キーンの翻訳だったのですが、読みやすいような読みにくいような…。
日本語の古い表記で書かれたものを読むよりは、英語で読むほうが読みやすいかなあ?

英語の日本語を読み比べて見ると面白いかもしれません。
英語で表現しきれない単語とか結構ありそうな気がします。


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