【英語の多読】読む。とにかく読む。

たくさん読みましょう

あなたが日本語を身につけたプロセスを思い出してください。
たくさん日本語を聞き、たくさん日本語で話し、たくさん日本語の文章を読むことで身につけたのではないでしょうか?

日本語は自然に身についたと思っている人も多いようですが、それは間違いです。
勉強しているという意識があるかどうかは別として、あきれるくらい長い時間日本語に触れることではじめて日本語が使いこなせるようになったのです。

日本で生まれ育った日本人が、子供の頃にどのくらいの量の活字を読むかはデータが無いのでわかりません。
ただ、毎日教科書を読んで、読書の時間に本を読んで、学習塾でも何か読まされて…と考えていくと、かなりの量になりますよね。
おそらく、文庫本にして数百冊くらいにはなるのではないでしょうか。
もっとかな。

それだけたくさんの量の日本語を読んで、初めて日本語がすらすら読めるようになるのです。
外国語を身につける方法は母国語の場合とは異なるとは思います。
それでも本気で身につけたければ英語を読む機会をもっと増やす必要があるのではないでしょうか。

特に日本で英語を学ぶ場合、英語を聞く・話すといったトレーニングは英語圏で生活する場合に比べ確保するのが難しいですよね。
ですから、英語を読むというトレーニングだけは十分にやった方がいいのではないかと思います。

たくさん読む…具体的にはどのくらい読めばいいの?

さて、たくさん読むといわれてもどの程度の読めばいいかわからないと思います。
人によってさまざまなんですよね。
100万語読めという人とか、身長の2倍読めという人とか色々います。
身長の2倍というのは読んだ本を積み上げて身長の2倍になるくらいと言うことらしいです。

100万語というと平均的なペーパーバックで10冊から20冊くらいでしょうか、本の厚さにもよりますが。
個人的にはこのくらいだとちょっと足らないような気がします。
目指しているレベルにもよりますが、とりあえずの目標くらいでしょうかねぇ。

日本語を身につける段階で読んだ日本語の量を考えると、最終的にはペーパーバックで100冊位は読まなければいけないんでしょうね。

100冊と言うと、一週間に一冊読んだとして2年弱ですからそれほど大変ではないような気もします。
とりあえず、100冊を目標に頑張ってみてはいかがでしょうか?

何を読むか?

さて、次に悩むのが何を読むかという問題です。

たくさん読むのが目的ですから、難しい本は避けておいた方が良いでしょう。
自分にとってレベルが高すぎる本だと、読むのに時間がかかりますし、ストレスも貯まりますからよくない気がします。

また、自分に興味が無い本も避けた方が無難ですね。
読みたくない本を読まなければいけないなんて苦痛以外の何者でもないですよね。
100冊読むためには楽しんでやることが必要です。

このサイトの中でも、私が読んだ本の中でお薦めの本を紹介して生きたいと思っています。

また、読みやすい洋書選びは「洋書の多読に向いている、読みやすい洋書」などをご参考にお選びください。
一般のペーパーバックが難しすぎるという場合は、学習者向けに基本単語のみを使って書かれている本も出ています。
そのあたりから試してみてはいかがでしょう。
あるいは、子供向けの本なども読みやすいものがあります。

意外と難しいです

ここまで洋書の読書を薦めておいてこんなことを書くのもなんですが、洋書の小説って結構難しいです。
だから、読めなくても落ち込まないでくださいね。

参考:英語の多読について、すごい人を見つけました

Tiny の英語学習の部屋

英語の多読をやっている方のページのようです。
既に1,600万語も読んだんですって。
確かハリーポッターの一冊目が7万語ちょっとだったはずです。
ということは、概算で200冊以上。
日本語の小説だってこんなに読んでいない人も多いはずです。
きっと。
更にすごいのが、読んだ本などの記録をしっかりと残している点です。
200冊は頑張れば何とかなるような気もしますが、記録は私には絶対に無理。
すごいです。
実体験を通してのリアルなコメントが読めるので英語を勉強する人の参考になると思います。

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