今回は洋書の小説を読むのが難しいと言うのを、もう少し「感覚的」に分かってもらえるのではないかと言うお話です。
洋書をたくさん読みましょうと薦めておいて、こんなことを言うのもどうかと思いますが、英語の小説を読むのって結構難しいです。
柏市教育研究所というところが、「小学生のおすすめ本」というリストを公開しているのを発見しました。
6年生には次のような書籍を紹介しています。
1 エイズと闘った少年の記録
2 蜘蛛の糸
3 はてしない物語
4 赤毛のアン
5 杉浦千畝物語
6 坂本竜馬
7 守り人シリーズ
8 ぼくのお姉さん
9 五体不満足
10 リズム
11 マチルダはちいさな大天才
12 影との戦いーゲド戦記
13 ぼくが宇宙をとんだわけー毛利衛と宇宙のこれからー
14 バッテリー
15 宝島
16 ライオンと魔女
17 新編 学習漫画 日本の歴史
18 ふくろ小路一番地
19 ルピナスさんー小さなおばあさんのお話ー
20 夏の庭−The Friends−
最近の書籍と、歴史的な名作と呼ばれるものが半々くらいの割合で入っているのでしょうか?
で、興味があったのが、これらの本がどの程度の日本語のレベルなのかと言う点です。
英語を勉強している人の中には「小学生向けの本なら簡単」と考えている人がいますが、本当はそんなことは無いと思うのです。
日本人の小学生向けの本のレベルを実際に見てみれば、本当に「小学生向けの本なら簡単」か判断できますよね。
上記のリストの中で、ネットで見れる本に次のようなものが見つかりました。
●赤毛のアン
●蜘蛛の糸
●シャーロック・ホームズの冒険
●宝島
蜘蛛の糸以外は外国の作品しか見つかりませんでした。
また、「シャーロック・ホームズ」は5年生の推薦図書に入っている本です。
さて、これらの作品、日本語で読んでも結構難しいと思いませんか?
使われている語彙も豊富だし、表現も豊かです。
このレベルの日本語を外国人の人が読むシーンを想像して見てください。
電車の中でたまたま隣に座ったイギリス人が、芥川の蜘蛛の糸を読んでいる感じですね。
結構すごいと思いませんか?
「何だこいつ」と思いながら、横目でチラチラ観察したりして。
私達が、英語で読書をするって、つまりはこれと同じことなんですよね。
感覚的に分かってもらえるでしょうか。
「できない、できない」と言う話ばかり書いても仕方が無いので、「では、どうしたらいいのか」という話を。
まず、子供向けの小説のなかで、低学年向けのものはとても読みやすいです。
「チャーリーとチョコレート工場」なんかは読みやすいですよ。
あと、スリラーも読みやすいです。
単語は難しいですが、スピーディーなリズム感を表現するために、一文一文が短いので。
もう一つ読みやすいのが、実用書や新聞記事です。
次の記事はYhaoo! Japan ニュースの記事です。
ちょっと読んでみてください。
●運転中にチョコを口移しして事故、男女2人とも逮捕…青森
●快挙! 宇多田ヒカルがまたまたミリオン達成
小学生向けの小説より読みやすいと思いませんか?
私の感覚では、小説を読むより実用書や新聞を読む方がずっと易しいと思うのです。
サラリーマンの人だったら、英語の読書をするなら実用書か新聞のほうが良いかもしれませんね。
あ、そうそう。
雑誌もこなれた表現が多くて結構難しいです。
Time とか Newsweek などの高級紙が難しいのはもちろんですが、一般向けの雑誌でも侮れませんよ。
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