洋書の多読:The Reader (邦題:朗読者)│あらすじと感想

The Reader
朗読者(邦訳)

もともとはドイツ語で書かれた小説です

もともとドイツ語で書かれた小説です。
ドイツ語のタイトルはDer Vorleser というそうです。

ドイツ語でかかれたものをわざわざ英語で読む必要があるかどうか微妙な所ですが、一応英語で読んでみました。
ただ、裁判のシーンで知らない単語が増えたので、途中から日本語版を読んだ後に英語版を読むことにしました。
そうしたら、日本語版と英語版で食い違う点を発見。
話の流れから考えると、日本語版の誤訳と思われます。

ちなみに、日本語版を読み終わったときも、英語版を読み終わったときも泣けました。
心が動かされる作品だと思います。
ただ、最初の方はポルノかと思いましたけど。
結構、激しい感じでした。

あらすじ

15歳のMichael は36歳のHanna Schmitz と恋に落ちる。
あるとき、Hanna はMichael に本の読み聞かせをして欲しいと頼んだ。
そして、この読み聞かせが彼らのデートでの習慣になっていった。

しばらくすると、Hanna はMichael のもとから突然姿を消してしまった。
そして、二人は意外な場所で再開を果たすことになる。

お薦めのポイント

さて、この小説すごかったです。
作中に色々なテーマが盛り込まれている感じで何がすごいか書きにくいのですが、とにかくすごいです。
具体的に書くと、次のようなテーマを持って書かれている感じがします。

 ・年齢差のカップルの恋愛小説としても読むことができます
 ・特殊状況下での人間の行動を描いているという見方も出来ます
 ・裁判制度の矛盾を描いた小説と見ることも出来ます
 ・人間の尊厳がテーマと考えてもいいでしょう

200ページちょっとの短い作品の中に色々な要素が盛り込まれています。
色々書きたいのですが、これ以上書くと作品の面白さが半減してしまうのでこの程度で。
あと、心の動きが自然に感じるのもいいと思います。

さて、個人的には次の点に注目して読んでみるのが良いのではないかと思います。

 ・一回目は主人公のMichael の視線で読んでみる
 ・二回目はHanna の立場に立って読み直してみる
 ・二回目に読むときは、物語の複線にも注意して読んでみるといいかもしれません
 ・Michael のあの選択の是非について考えながらよんでみる
 ・Hanna が最後の選択にいたった理由を考えてみる

これも歯がゆいですねえ。
もっと具体的に書きたいのですが。

とにかく、お薦めなので読んでみてください。
日本語版でもいいと思いますよ。

The Reader
朗読者(邦訳)

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