英語の速読について考えてみた

英語が早く読めない原因はどこにあるのだろう?

洋書を読むスピードを上げたいと思っています。

ある程度、数をこなし、自分中でも徐々に早くなっているのはわかります。
でも、まだまだ自分が本を読むスピードに不満を持っています。

これまでの読書の経験などを通して、もっと早く読むにはどうしたらいいか考えてみました。
あくまで仮説ですけど。

<語彙の問題>単純に単語を知らないと遅くなる

知らない単語があると、一瞬止まります。
これが読書が遅くなる原因の一つだと思われます。

そもそも知らない単語が頻繁に出てくるようだと、読書とは呼べません。
読書のスピードを上げるには、語彙を増やすのは必須なのでしょう。

ただ、知っている単語でも読書の障害になるケースがありそうに感じます。
個人的には、この点が興味深いです。
つまり、単純に知っているだけでは不十分と言うことです。

このことを考察することで、単語を学習するときにどこまで練習しなければならないか見えてきそうな気がします。

以下、知っている単語でも速読の障害になることがあるという点について考えてみたいと思います。

<語彙の問題>発音があやふやだと遅くなる

見覚えがあって意味も知っている単語でも、正確な発音をしらないと突っかかることがあります。
単語を見ると一瞬固まってしまうんですね。

つまり英語を読むということ考えた場合、自分で発音が出来るようにならないと使い物にならないということです。
言い換えると、passive vocabulary として覚える場合でも、自分で発音できる必要はあるということですね。
発音が出来ないような単語だと実用上は使えないのです。

ここで、passive vocabulary というのは、わかるけど使えない語彙のことです。
辞書による、正確な定義は次のようになっています。
http://www.ldoceonline.com/

  • active vocabulary (=the words someone can use)
  • passive vocabulary (=the words someone can understand, but does not use)

<語彙の問題>realize という単語を見てこの単語が realize だと認識できるかという問題

単語として意味も発音も正確にわかっていても、処理するのに時間がかかるケースが存在します。
それは、単語を見た瞬間に音が思い出せない場合です。

例えば、dictionary という単語を文中で見たとしましょう。
この日記を読んでいる方は、この単語を見た瞬間発音も意味もわかるはずです。
でも、この単語を習ったばかりの中学生が単語を見た瞬間に単語の発音がわかるでしょうか?
おそらくd・i・c・t… と一文字ずつ見ていってdictionary という単語の発音と意味を思い出すのではないでしょうか。

単語の知識が速読を妨げるケースとしては、このケースが障害になることが最も多いような気がします。
単語を見た瞬間に、音が出て意味も浮かぶようにならないと、passive vocabulary という意味でも単語が身に付いたと言えないのかもしません。
ちなみに、私が最近引っかかったのは「euthanasia 安楽死」「tuberculosis 結核」の2つ。
どちらも知っている単語なのですが、思い出すまでに少し時間がかかりました。

やっぱり、英語を読めるようになるには、単語を見た瞬間に発音が出来るレベルまで練習しておく必要があるきがします。

<語彙の問題>単語の塊で理解する

これは日本語の速読法でも言われることですが、いくつかの単語をまとめて理解できると読書の速度が上がるようです。
a lot of とか in spite of のように学校英語で熟語として教えられるものはもちろんですが、それ以外のものでもトレーニング次第でまとめて処理できるようです。
正直ホントかよという感じはありますが、出来るようになれば確かに読書のスピードは上がりそうですね。

まあ、これは、上に挙げたような単語力が身に付いた後の話です。

<語彙の問題>まとめ

これまで見てきたポイントをまとめてみたいと思います。

まず言えることは、語彙は多い方がいいということですね。
まあ、当たり前といえば当たり前です。

次に語彙はうろ覚えでは使い物にならないということです。
速読ということを意識した場合、単語は見た瞬間に音と意味がわかるようにならなければならないということです。
そうしないと、単語を知っているだけでは英語を読むスピードは上がらないということでしょう。

最後に可能であれば数語まとめて意味を取るようなことが出来るようになることが望ましそうです。
これは正直に言ってまだ良くわかりませんが、可能性を探ってみる価値はありそうです。

<読解力の問題>日本語を読むときは数語先まで意識がいっている

ここからは、読解力と速読の関係を考えてみたいと思います。

自分が日本語を読むときは、どんな感じだろうと思って日本語の本を少し急いで読んでみました。
そのときにわかったのが、実際に読んでいる単語の数語先まで見ながら読んでいるということです。
つまり、今読んでいる単語を処理しながらも、次の数語に意識が行っているということなんですね。
こうすることで、先を予測しながら読むことができ、読書スピードが上がっているように思います。

英語でも同じようなことをしてみましたが、英語の場合は今見ている単語の処理に忙しく先の単語にはなかなか目が行っていませんでした。
つまり、一単語の処理で精一杯ということなのでしょう。

現在の英語力で、数語先まで意識しながら読むことが可能なのかどうかよくわかりません。
集中力が分散して、理解度が落ちてしまう危険性もありそうです。
でも、先の目標としては、数語先の単語も何となく意識しながら読めるようになるということを考えてもよさそうです。

<読解力の問題>文法知識というか構文解釈の能力が速読を妨げている可能性も有る

大学受験向けの英文解釈の授業では、ここが主語でとかここが動詞でとかいうトレーニングをします。
構文解釈という言い方が良いのでしょうかねぇ?

実際に英語を読むときに一々こんなことをやっていたら、時間がかかって仕方がないですよね。
でも、何が主語で何が目的語でといった判断が出来ないと英文を読むことなどとてもできません。
そこで必要なのが、自動的にというか意識しないレベルで処理できるようになることです。

自動的に出来るようになるにはどのようなトレーニングをしたら良いのでしょうかねぇ?
個人的には、精読をしつつ多読も行うということだと思っています。
最初は簡単なレベルから始めて、少しずつ複雑な文でも自動的に処理していくのが良いでしょう。

多分、有る程度難しい文の構文解釈を自動的に出来るようになるためには、かなりの量を読み込まないといけないでしょうね。
目指すレベルにもよりますが、ペーパーバックで数十冊あるいは数百冊くらい読み込まないといけないでしょう。

<読解力の問題>返り読みをしないでも英文を理解できるようになる

これはよく言われることですね。
英語を漢文のように後ろから読んでいくような変なことはやめましょうということです。
アメリカ人やイギリス人がやるように英語を英語の語順のまま理解していかなければ、読むスピードを上げることなど不可能です。

自動的に構文を解釈が出来るようになるという意味では上に挙げた内容と一致する部分も大きいような気がします。

<読解力の問題>良く知らない話題だと遅くなる

これは日本語の場合で考えれば当たり前のことでしょう。
例えば、法律とか哲学とかの解説書を読むとしましょう。
あなたがその分野の専門家でない限り、一ページを読むのに10分とか20分かかったとしても不思議はないですよね。

この部分に関しては、高望みをしても仕方がないことなのであきらめるしかなさそうです。

<常識のウソ>音声化すると速読できないはウソだと思う

速読に関して常識のように言われていることで、実はウソなのではないかと思うことがあります。
最後に、それを指摘しておきます。

音声化すると速読できないという人がいますが、個人的には疑わしいと思っています。
多分、普段話す速度の2倍程度の速度までなら十分処理できるのではないかと思います。

というのも、最近テレビを見るときにパソコンを使って録画をし再生をして見ています。
あ、日本のテレビの話です。
そのときに、再生速度が調整できるソフトを使って再生するんですね。
で、再生速度をオリジナルの二倍で再生しても十分に聞き取れるし、話の内容も理解できます。
スピードが速いので漫然と聞いているとおいていかれてしまいますけどね。
でも、集中すれば通常の2倍程度の速度で理解できるわけです。

ということは、英語の場合も通常話す速度の二倍、即ち一分間に300語とか400語くらいまでは処理できるはずですよね。
このスピードは平均的なネイティブスピーカーが本を読むスピードより速いスピードです。
ですから、十分速読をしていると言ってもいいのではないでしょうか。

もちろん、常人の何倍ものスピードで読もうと思ったら、特殊なトレーニングをしないといけないんでしょうね。
でも、音声化しても平均的なネイティブスピーカー以上に読めるはずです。
まあ、それでも不満というなら無理に止めたりはいたしません。



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