英語の聞き取りにRとLの聞き分けは重要なのか?

RとLに関する俗説

テレビなどで、英語が聞き取れないと言う話になると、決まって出てくるRとLの聞き取りの話。
なぜかこの話題が中心になって語られます。
テレビの主張によると、日本人はRとLの聞き分けが出来ないから、英語が聞き取れないのだそうです。

最近は科学的な検証まで始めているようです。
それによると、日本語と英語の周波数が違うのでRとLの聞き分けが出来ないのだそうです。

問題はそんなに単純では無いと思う

こういったテレビ番組を見ていると、RとLの聞き分けが出来れば、英語は聞こえてきそうな気がします。
でも、はっきり言ってRとLの違いがわかったって、それだけで英語が聞こえるようになるなんてことはありません。
だって、RやLを含まない単語だって、聞き取れていないのですから。

さらに、RとLの聞き分けが出来なくても、ある程度聞き取ることは出来ます。
単語の一文字目がRかLで始まる単語を場合を除けば、単語の途中に入っているR・Lは聞き分けられなくても問題ないケースが多いように思います。
そして、単語の頭にあるRとLは聞き分けやすく、簡単なトレーニングで聞き分けられるようになります。

そもそも、RとLの音が聞き分けられれば英語が聞き取れるのなら、とっくに誰かが対策を講じています。
そんな単純な問題だったら、今頃もっと多くの人が英語を得意に感じているでしょう。
事態はもう少し複雑なのだと思います。

そうそう。
もちろんRとLの聞き分けは出来た方が良いですよ。
でも、世間が思っているほど重要なことではないと言うことです。

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