語彙不足・背景知識不足だと英語のリスニングは出来ない
日本語だって馴染みが無い分野は聞き取れない
まあ、当たり前のことですが、語彙不足・背景知識不足だと聞き取れません。
これは、日本語に置き換えてみてわかりますよね。
子供の頃に、大人同士の会話を聞き取れなかったという記憶は誰にでもあるでしょう。
自分が知らない単語が会話の中で多く出てくるために、何を話しているのかわからないのです。
あるいは、自分にとっては専門外の分野の話を聴くときに、知らない単語が多くよくわからなかったという経験もあるでしょう。
例えば、日本で政治関連の討論番組を見たケースを考えましょう。
普段、政治に関するニュースに関心が薄い人は、テレビの中の討論は聞き取れないはずです。
もちろん、日本語の会話ですから、大体の話は聞いて理解しているはずです。
しかし、専門用語や固有名詞を正しく理解することはできていない可能性が高い。
こういう状態で聴いていると、話の流れがわからなくなってしまいます。
専門外の会話という意味では、高校の理科や数学の授業を思い出してもらうのも手っ取り早いかもしれません。
高校の数学や物理の先生が、一生懸命説明しているのに、その人が何を言っているかわからないと思ったことはありませんか?
こういう状態は、そこまでの授業を理解していないから起こります。
背景知識や専門の単語を覚えていないから起きるといえますね。
同じ事が英語でも起こります
ということで、語彙不足や背景知識不足で理解できないというのは日本語の場合と同様、英語でも起こりうるわけです。
自信が無い人は、日本のニュースをリスニングしよう
最後に、背景知識ということに関してもう少し言及します。
BBCのニュースで日本衆議院の選挙と中東で起こったテロの2つが主要なニュースだったとします。
このとき、どちらのニュースを聞き取れる可能性が高いかと言うと、ほぼ間違いなく日本の話題だと思います。
なぜなら、私達は日本のことについて詳しく知っているから、多少聞き取れない部分があっても、推測をしながら聴いていくことが出来るのです。
一方、中東で起きたニュースはそもそも、地名などの基礎知識がありませんから、完全に聞き取らないと理解できませんね。
ニュースの聞き取りはしたいが、英語力に自信が無い人は、馴染みがある話題でトレーニングした方がいいかもしれませんね。
特に、日本のニュースでトレーニングするのが良いでしょう。