洋書の多読:Darren Shan (邦題:ダレン・シャン)のまとめ

長いシリーズなので

12冊にもわたる長いシリーズなので、まとめページを作りました。

英文の難しさ

1巻とか2巻は簡単ですが徐々に難しくなっていきます。
口語表現が高度になり、使われる語彙も増える印象です。

単純に小学生だったダレンが大人になったということを反映しているのかもしれません。
11巻12巻あたりはまた易しくなります。

最初と最後が比較的読み安いので、全体として易しい印象がありますが、9巻10巻といったあたりは児童書としては結構難しい印象でした。
何れにしても、最初から読むことになるでしょうから、難しいと感じたらそこでやめてもいいかもしれません。

日本語タイトルの問題

日本語の副題が原題と大きく異なるのは少し気になります。

このシリーズでは副題が、ストーリーの伏線になっていることがよくあります。
最後まで読み終わったあとに「こういう理由であのタイトルを付けたのか」と感心する楽しみがなくなるような気がします。

何に気を使ったのかはわかりませんが、翻訳書のタイトル変更は出版社の横暴のような気がします。

ストーリー上 気になる点

ストーリーの細かい部分で気になる点がいろいろあります。
個人的に気になる点を挙げてみました。

思い出したものを挙げるだけなので、ちゃんと見ていくとさらにたくさんあるでしょうね。

●デビーのご近所問題

デビーの家でマーロックと戦うシーンもちょっと変ですね。
デビーの家は住宅街にあるはずです。

そこで暴れても近所の住人は平気だったのかしら?
その後、掃除をするだけでも結構な騒ぎだと思うんですけどね。

●ダレンの試練問題

バンパイア・マウンテンでダレンが試練を受けることを決めるシーンが気になります。
クレプスリーでなく、ダレンが試練を受けるって言う理屈がさっぱりわかりません。

何度読んでも腑に落ちない。
ちょっと無理があるのではないでしょうか。

ダレンに試練を受けさせるために、無理やり理屈をつけたという感じが強くします。

●ダレンのプリンス問題

ダレンがプリンスに選ばれるシーンが気になる。
それまで全然まとまっていないバンパイアたちが突然満場一致ですか。

ちょっと不自然な気がします。
むしろルールをちょっといじるという決断の方が自然に感じます。

●トールはダレンのことを知らなかった?

最後のシーンでミスター・トールがダレンのことを知らないのが気になる。
確か、一巻でダレンがシルク・ド・フリークに向かうシーンでは、トールはダレンを待っていたはずです。

少なくとも、タイニーから情報が行っていたはずですよね。
でも、最終巻では、ダレン・シャンという名前を見ても今ひとつピンと来ていないみたいだし。

●バンパイアが弱くなっていく問題

別のページでも何度か書いていますが、バンパイアと人間の戦闘力の関係が気になります。
人間の目で終えないくらいのスピードで動けるはずのバンパイアが人間と戦うときに結構苦戦します。

都合によって設定が変わっている感は否めません。
人間相手には、あっさり勝たないと当初の設定からしておかしいです。

特に、相手が銃器を持っていなければ一瞬で倒さないと変です。

●時間に関する設定問題

設定が気になるといえば、時間に関する考え方。
つじつまが合っているのかどうか疑問に感じる点がいくつかあります。


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【ダレン・シャン シリーズ】

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