カナダの漢字表記(加奈陀)について調べてみた

カナダを漢字1文字で書くと「加」です。しかし、この略称だけでなく、漢字だけでカナダと書けるのです。

カナダの漢字表記

漢字で書くとカナダは「加奈陀」です(略称、加)

以前、日本では、海外の国の名前を漢字で表記する習慣がありました。例えば英吉利だと、英吉利という漢字があてられます。

また、最初の1文字だけで表されることもあります。例えば、イギリスなら英、ドイツなら独(独逸)、フランスなら仏(仏蘭西)といった具合です。漢字一文字の表記は、今でも使いますね。

それではカナダはどうかというと、漢字で「加奈陀」と書きます。漢字1文字で略すと、「加」ですね。

アメリカが「米」?

ちなみに、アメリカはちょっと独特です。漢字で表記すると亜米利加ですが、漢字1文字で表記する場合は、良く知られているように「米」の字があてられます。

アメリカが「米」である理由を調べてみましたが、ちょっと分かりませんでした。例えば、大辞林には次のように書かれているだけです。

亜米利加(アメリカ)合衆国の略称。

一応、漢字表記の2文字目に「米」字が入っています。これを取ったのでしょうか。

でも2文字目を使うのは、ちょっと無理があるような。

アルゼンチンを「亜」と表記しますから、重複をさけるために米国にしたのでしょうか。でも、それだと「米国」とかいて「めこく」になってしまいますね。どこの国だかわかりません。

新しい国は漢字の略称が無いようです

ちなみに、新しい国だと、漢字一文字の略称自体が無い場合もあるようです。まあ、そりゃそうですよね。漢字の数がたりないでしょうから。

例えば「あ」から始まる国はたくさんありますからね。アメリカ、アルゼンチンの他にも、アフガニスタンとかアイルランドとか、アルメニアとかアルバニアとか、アラブ首長国連邦とか、アンゴラとか。

これらの国をそれぞれ漢字1文字で表されても、どこがどこだか分からないでしょう。

中国語では漢字表記が違う

ところで、漢字の国である中国でも、当然カナダの漢字表記はあります。ただ、日本とは異なる漢字の表記をします。具体的には、「加拿大」と書きます。

発音は、アルファベット表記をすると「jia na da」ですね。つまり、中国語だと、「ジャナダ」なのです。

「ジャ」って。

最初の「加」の文字は、日本語に引っ張られたのかもしれませんね。多分、この時代(江戸末期から明治初期)は、日本の方が外来語を漢字にするのに熱心でしたから。

でも、日本の「加奈陀」だと、中国語では全く違う発音になってしまいます。具体的には、「jia nai tuo」です。

さすがにこれではまずいので、2文字目と3文字目は英語の発音に近い文字をあてたのでしょう。あくまで推測なので、違っているかもしれませんが。

「加」という略称もややこしい

漢字1文字の「加」と言う略称も、実は結構ややこしいのです。というのも、アメリカのカリフォルニア州の事を「加州」と書くことがあるからです。「加州」という表記も時々使われるので、ご存知の方も多いでしょう。

一応、「加」一文字だとカナダの事で、「加州」と書くとカリフォルニア州の事らしいんですけどね。読む人はそんなことまで知りませんよね。

色々とややこしいです。



関連した記事を読む

コメントは受け付けていません。