あまり知られていませんが、カナダには大きな島がたくさんあります。島と言っても、日本の本州並み、あるいはそれ以上の大きなものです。
世界の島の面積ランキング
ウィキペディアによると、世界の島を大きい順に並べると、次のようになるそうです。
1位:グリーンランド(2,175,600平方キロメートル)デンマーク自治領
2位:ニューギニア島(786,000平方キロメートル)インドネシア、パプアニューギニア
3位:ボルネオ島(カリマンタン島)(743,330平方キロメートル)インドネシア、ブルネイ、マレーシア
4位:マダガスカル島(587,041平方キロメートル)マダガスカル
5位:バフィン島(507,451平方キロメートル)カナダ
6位:スマトラ島(473,600平方キロメートル)インドネシア
7位:本州(227,970平方キロメートル)日本
8位:ビクトリア島(217,291平方キロメートル)カナダ
9位:グレートブリテン島(209,331平方キロメートル)イギリス
10位:エルズミーア島(196,235)カナダ
ベスト10の中に、バフィン島、ビクトリア島、エルズミーア島の3つが入っています。
カナダの大きな島には人があまり住んでいない
ちょっと意外なのが、日本の本州が7位に入っていたという点です。本州って、かなり大きな島だったんですね。
ちなみに1位のグリーンランドは、とても大きな島ですが、人口が5万6000人ほどしかいないようです。まあ、寒いところですから、人が住むのには向かないのでしょう。
カナダで最大の島であるバフィン島も、人口が1万人ほどしか住んでいません。こちらも、地図で見ればわかりますが、緯度が高く人が住むには向かなそうです。
ヴィクトリア島もエルズミーア島も、同様の理由で人が少ないようです。エルズミーア島に至っては、たった146人(2006年現在)しか住んでいないのだとか。
これも、地図を見たら、納得がいくはずです。
率直に言って、こんな北には住みたくありません。カナダの一番南だって、冬場は相当寒いですからね。
ちなみに、エルズミーア島のコロンビア岬というところが、カナダで最北端なのだそうです。
カナダの人が多く住んでいる島
カナダの島で一番人がたくさん住んでいるのは、モントリオール島という島です。ここの人口が2011年の段階で1,886,481人でした。日本で言うと、四国の人口よりは少ないが、沖縄本島の人口よりは少ないという感じですね。
200万人近く人が住んでいれば、そこそこ人口が多い島という感じですね。それもそのはずで、カナダ第2の都市であるモントリオールがあるのが、このモントリオール島です。
ちなみにこのモントリオール島、島というよりは川の中州とでも言うべき場所です。個人的には、これを島と呼ぶのは、かなり抵抗があります。これも、地図を見てもらう方が手っ取り早いですね。
次に人が多いのは、バンクーバー島という島です。これもアメリカ大陸からかなり近いのですが、モントリオール島と比べれば、私たちがイメージする島に近いでしょう。
ちなみに、このバンクーバー島は、アメリカ大陸太平洋側では最大の島なのだとか。九州と同じくらいのサイズです。