カナダの国土は広いが、人口分布は偏っている

良く知られているように、カナダは広い国です。面積はロシアに次いで、世界で2番目の広さです。

そんな国土が広いカナダですが、ある程度まとまった数の人が住んでいる地域はかなり偏っているようです。基本的に寒い国ですから、北の方には住めませんよね。

モントリオールの夜景

いくつかの州に人口が集中

カナダには約3,600万人が住んでいます。この3,600万人はどんなところに住んでいるのでしょうか。ちょっと確認してみましょう。

まずは、州単位での人口の偏りから見てみましょう。

カナダは10の州と3つの準州でできています。ただ、10の州の規模には、かなりの差があるようです。

一番わかりやすいのは人口でしょう。連邦の首都であるオタワがあるオンタリオ州と、フランス語圏であることで有名なケベック州をあわせると約2,200万人が住んでいます。(2015年7月時点)

カナダの全人口が3,600万人ですから、この2州だけで61%の人が住んでいることになるのです。

ちなみに、3位のブリティッシュコロンビア州まで含めると、2,700万人が生活しています。ということは、上位3州で75%の人口を抱えている計算です。

人口構成がかなり偏っているのがよく分かりますね。

日本でも東京への一極集中が問題にされることがあります。でも、カナダに比べると、たいした問題ではないのかもしれません。

15万人しかいない州もある

逆にプリンスエドワード島州には、15万人程度しか人が住んでいません。プリンスエドワード島は、有名な小説「赤毛のアン」の舞台になった島ですね。

15万人って言うと、日本だと、かなり小さい都市ですよね。具体的に言うと、東京都東村山市とか愛知県小牧市くらいの規模のようです。

州との比較なので、もうちょっと広い単位で、都道府県との比較をしてみましょう。日本で一番小さい県は鳥取県ですが、人口は57万人くらいいます。

プリンスエドワード島州がいかに小さいかよく分かりますね。

大都市のランキングを見ると違った傾向が

都市別の人口ランキングを見ると、また違った様子が見えてきます。まずは、上位10都市の人口を見てみましょう。2011年のデータです。

  1. トロント(オンタリオ州):2,615,060
  2. モントリオール(ケベック州):1,649,519
  3. カルガリー(アルバータ州):1,096,833
  4. オタワ(オンタリオ州):883,391
  5. エドモントン(アルバータ州):812,201
  6. ミシサガ(オンタリオ州):713,443
  7. ウィニペグ(マニトバ州):663,617
  8. バンクーバー(ブリティッシュコロンビア州):603,502
  9. ブランプトン(オンタリオ州):523,911
  10. ハミルトン(オンタリオ州):519,949

さすがに名前くらいは聞いたことがあるという都市が多いですね。特に、上位5つは知っている人もかなり多いでしょう。

さて、こうやって10都市を並べてみると、人口上位の3州以外に属する都市もありますね。具体的には、アルバータ州の都市が2つ(カルガリー、エドモントン)と、マニトバ州の都市(ウィニペグ)があります。

上位10都市に約3割の人が生活

この10都市の人口を合計すると、1,000万人ちょっとです。ですから、上位10都市に全人口の3割弱が生活していることになります。

これは日本でもこんなものかな。上位10都市の合計で2,800万人程度です。そうすると、上位10都市に23%が住んでいることになりますね。

こう考えると、カナダの方が大都市に集中しているのかもしれません。もっとも、一つ一つの都市の面積が全然違うでしょうから、単純な比較はできませんけどね。



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