モントリオール世界映画祭は世界最大規模の映画祭の一つ

モントリオールでは年に1回、モントリオール世界映画祭という世界的に見ても大きな映画祭が開かれます。8月下旬の観光しやすい時期に行われるので、興味がある人はこの時期を狙っていくのも良いかもしれません。

フランス語圏の映画祭にいって、日本人が分かるのかという問題はありますけど。

北米最大規模の映画祭の一つ

モントリオールでは毎年8月下旬ころの時期に、モントリオール世界映画祭が行われます。トロント国際映画祭と並び、北米最大規模の映画祭ということです。

モントリオールはケベック州の都市ですから、当然フランス語圏です。ですから、ハイウッド作品の出品は少ないようです。ハリウッド作品は、英語圏のトロントに行くようですね。

あ、ちなみに、モントリオール世界映画祭の正式名称はFestival des Films du Monde – Montréal です。確かに、英語でなくフランス語の表記ですね。

トロントに少しずつ負けているモントリオール

来場者数は約250,000人で、これはヴェネツィアの174,000人よりも多いのだとか。ただ、トロント国際映画祭(321,000人)には負けているようですけど。

ちなみにモントリオール世界映画祭は、FIAPF が認定する北米で唯一のコンペティティブの映画祭です。コンペティティブということは、作品に優劣をつけるわけですね。

モントリオールより若干規模が大きいトロントは、コンペティションが行われていません。ただ、こちらも、FIAPF 認定の映画祭ではあります。

モントリオール世界映画祭が始まったのが1977年です。これに対してトロント国際映画祭は、1976年に始まっています。

つまり、規模だけでなく、始まったタイミングも両者は近いわけです。その意味では、競合関係と言うか、ライバル関係にあるわけですね。

映画祭の目的

公式サイトをチェックしてみたところ、映画祭の目的が書かれていました。ちょっと抜粋してみましょう。

あ、フランス語版もあったのですが、意味が分からないので英語版から。

The goal of the Montreal World Film Festival (Montreal International Film Festival) is to encourage cultural diversity and understanding between nations, to foster the cinema of all continents by stimulating the development of quality cinema, to promote filmmakers and innovative works, to discover and encourage new talents, and to promote meetings between cinema professionals from around the world.

書かれていることは、まあ、ありきたりですね。

個人的に興味を持ったのは、”to encourage cultural diversity and understanding between nations” の部分です。「国家間の文化的な多様性と理解を促進する」というのがゴールなのだとか。

多民族国家のカナダで、しかも英語と比べれば少数であるフランス語圏での映画祭です。多様性の理解をゴールにするのは、必然なのかなあと思ってしまいました。

日本映画の受賞も多いようです

ちなみに、日本映画の受賞作品も多いようです。2000年以降だと、次のような映画が受賞しています。

  • いつか読書する日 – 2005年、審査員特別賞
  • 誰も守ってくれない – 2008年、脚本賞(君塚良一)
  • ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜 – 2009年、監督賞(根岸吉太郎)
  • 悪人 – 2010年、最優秀女優賞(深津絵里)
  • わが母の記 – 2011年、審査員特別大賞
  • アントキノイノチ – 2011年、イノベーション・アワード
  • 利休にたずねよ – 2013年、最優秀芸術貢献賞
  • ふしぎな岬の物語 – 2014年、審査員特別大賞、エキュメニカル審査員賞
  • そこのみにて光輝く – 2014年、最優秀監督賞(呉美保)
  • たたら侍 – 2016年、ワールドコンペティション部門 最優秀芸術賞
  • 幼な子われらに生まれ – 2017年、審査員特別大賞(三島有紀子)

映画には詳しくないので、それぞれがどんな作品かは分かりませんが。



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