王党派(ロイヤリスト)ってどんな人たち?

アメリカ独立戦争後に、王党派と呼ばれる人たちが独立した13州から現在のカナダに移ってきたそうです。そしてこの人たちの存在が、現在のカナダにも大きな影響があるようです。

この人たちは、一体どんな人なのでしょうか。

アメリカの独立が嫌だった王党派の人たち

アメリカでは、イギリスからの独立を望んだ人たちばかりでは無かった

アメリカ独立戦争で、13の植民地はイギリスから独立してアメリカ合衆国ができました。この事自体は、植民地の人にとっては良い事だったととらえている人が多いでしょう。

しかし、実際にはそんなに単純な話では無いようです。

13植民地の人々の中には、イギリスに対して忠誠心を持つ人もいれば、ビジネス上の都合で独立などしたくない人もいたのです。

例えば、イギリスと取引をしていた貿易商なんてそうですよね。独立なんてされたらマイナスでしかありません。

こういう人たちの中には、独立戦争後に、現在のカナダに移り住んだ人もいます。カナダは独立戦争でイギリス側に付いた側です。この人たちのことを王党派(ロイヤリスト)と言います。

この王党派の人たちが、現在のカナダのナショナリズムに大きな影響を与えたという意見もあるようです。

カタカナの「ロイヤリスト」という言い方はややこしい

ちなみに、「ロイヤリスト」という表現は、かなり誤解を招きやすい表現です。と言うのも、「royalist」という単語も「loyalist」という単語も存在するのです。

royalist は王党派

王党派と言った場合は、royalist という単語の役です。これは「royal(王権) + ist(主義者)」と考えると理解しやすいでしょう。王権主義者です。

ちなみに、プログレッシブ英和中辞典には、「3 (米国独立戦争当時の)王党派, 英国支持者(Tory);保守的な人.」という意味も載っています。歴史用語として、ちゃんと認識されているわけです。

loyalist は英国支持派

一方、loyalist と書いた場合は、「loyal(忠誠) + ist(主義者)」ですから、愛国者というような意味になります。つまり、今回の例で言うと、イギリスに忠誠を誓う人という意味を持つわけです。

実際、プログレッシブ英和中辞典には、「21(米国独立戦争時の)英国支持派の人;英国保守党員.」という訳語も出ています。また、ウィキペディアでは、「United Empire Loyalists(王国忠誠派)」という表現も載っていました。

Royalist とLoyalist はカタカナにするとどっちも「ロイヤリスト」

L でもR でも意味が通じてしまう

つまり「ロイヤリスト」を、royalist と解釈してもloyalist と解釈してもつじつまが合ってしまう事が多いのです。前者は国王派の人で、後者はイギリスと言う国に忠誠を誓う人ですね。

どちらでも意味が通じてしまうので、細かい話をしようとすると、混乱する可能性がありそうです。

  1. 時にL- []


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