モントリオールは北米のパリらしいです

「北米のパリ」と呼ばれるモントリオールですが、個人的にちょっと疑念を持っています。「北米のパリ」という言い方は、誰が言い出したのでしょうか。

なんだか、いかにも日本人的な表現何ですよね。ちょっと調べてみました。

モントリオールの街並み

「北米のパリ」らしいです

旅行ガイドなどを見ていると、「モントリオールは『北米のパリ』と呼ばれ」というようなフレーズを見かけます。

確かにモントリオールがあるケベック州は、フランス統治時代の影響が強く残っている地域です。英語の話者よりもフランス語の話者の方が多く、州の公用語もフランス語ですしね。

そのケベック州にある最大の都市がモントリオールです。パリになぞらえるのは、全くない話とは言えないでしょう。

ですから、モントリオールが「北米のパリ」と呼ばれていると言われても、「まあ、そうかなあ」と思ってしまいます。

なんか日本人的です

でも、個人的には、ちょっと引っ掛かるんですよね。「北米のパリ」っていう表現は、いかにも日本人的だなあと思うのです。これ、日本人が作ったものじゃないですよね。

ちなみに、カナダ東部の「メイプル街道」という名前は、日本人が作ったものらしいです。こういう例があるので、日本の旅行会社がマーケッティングの目的で発明したものではないかと思ったわけです。

それに、日本人って、この手の表現が好きですよね。全国に「小京都」やら「小江戸」やら「○○銀座」があったりします。あるいは、スポーツ選手だと「日本のメッシ」みたいな表現を使ったりしますし。

実際、日本語のウィキペディアでは、モントリオールのページに「北米のパリ」という表現は載っていました。しかし、英語版には、それらしい表現はありません。

ということは、少なくとも、日本人にはよりお馴染みの言い方という事ですよね。英語圏の人に比べて。

また、「モントリオール “北米のパリ”」で検索すると、12,300件がヒットしました。これに対して、「montreal “paris of north america”」で検索すると29,600件がヒットします。という事は、英語の表現でも日本語の2倍強程度しか検索結果が無いという事ですね。

ということで、少なくとも英語圏でそれほど有名な表現ではないという事は分かります。

昔のポスターが由来か?

色々調べてみたところ、1952年にJacques Le Flaguais という人によって作られたポスターで、「Montreal – The Paris of North America」のコピーが使われてるようですね。Trans-Canada Air というところのポスターですね。これが最初っぽいなあ。

ということで、日本人の発明であるという事は無さそうです。でも、旅行のキャンペーンで作られたという予想は、それほど外れていないのかもしれません。



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