おすすめの洋書:Angels & Demons (邦題:天使と悪魔)│あらすじと感想
ダ・ビンチ・コードの前の話です
ダン・ブラウンの「天使と悪魔」を読み終わりました。
■ Angels & Demons
■ 天使と悪魔(邦訳)
ダン・ブラウンといっても、馴染みがない方が多いでしょうね。
ダ・ヴィンチ・コードの作者と言った方が分かりやすいのでしょうね。
ちなみに、天使と悪魔はダ・ヴィンチ・コードより過去に起きた事件を題材にしています。
作品としても、ダ・ヴィンチ・コードよりも先に書かれています。
主人公はダ・ヴィンチ・コードと同じ、宗教象徴学の教授であるロバート・ラングドンです。
さて、この作品なんだかんだで、読み終わるまでに三週間もかかってしまいました。
私の英語力まだまだです。
途中で違う本を二冊読んだのが時間がかかった最大の原因なんですけどね。
ダ・ヴィンチ・コードも面白かったですが、天使と悪魔はそれ以上によかったです。
ダ・ヴィンチ・コードは途中で黒幕がわかりましたし、犯人がそんなに恐ろしくないんですよね。
途中で警察にも追われなくなっちゃうし。
しかし、天使と悪魔は最後の最後までスリリングな展開で、全く飽きることなく読むことができました。
何といっても、敵が強い。
物語を通して、死と隣りあわせで話が進んでいくと言う緊迫感があります。
実際、主人公が死に掛けると言うシーンも何度か。
主人公を生かすために、ちょっと都合よすぎるだろうというシーンもありますけどね。
最後の最後まで真犯人が誰なのかわかりませんでした。
怪しい人物が何人か出て来ます。
それぞれ同じくらい怪しくて、なかなか特定できないのです。
このあたりの読者をあきさせない技術はすごいと思います。
宗教と科学との対立というテーマも面白いですね。
科学によって、神の存在する余地が少なくなってきたことに恐れを感じる教会。
「このままだと神の存在が否定されかねない」という教会の焦りが上手に描かれていると思います。
私自身も学生の頃に、自然科学は宗教にとって脅威と感じるレベルまで来ていると感じたことがあります。
自然科学を勉強している人なら、科学と宗教のかかわりというテーマは、一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
ダ・ヴィンチ・コードと同様に美術と宗教に関するうんちくも興味深かったです。
ただ、このあたりの記述は専門的過ぎて、困ってしまうこともありましたけどね。
文化的背景が違うから、日本人にはちょっと難しい部分なのかもしれません。
来年映画が公開されるそうです。
しかし、これだけボリュームがある作品を、二時間の映画にまとめるのは無理があるような気がしてなりません。
同じくらいのボリュームがあるダ・ヴィンチ・コードは、試写会で失笑が起きたと言われています。
映画は見ていないので、これ以上は何とも言えないですが。
同じようなことに成らなければいいですね。
とりあえず、小説はおすすめできるので、興味がある方は読んでみてください。
美術とか宗教に全く興味が無い人には、無理におすすめはしませんけど。
あらすじ
人によってはネタバレがあると感じるかもしれません。
導入部分についてだけですし、そんなに詳しくも書いていません。
それでも、ネタバレが嫌な方は読まない方が良いかもしれませんね。
【あらすじ】
なぞの人物に突然呼び出された宗教象徴学の教授ロバート・ラングドン。
呼び出された先は海を隔てたCERNという研究所だった。
そのCERNでは一人の研究者が殺されていた。
彼の胸にはイルミナティという組織の焼印が押されていた。
殺された研究者は宇宙創世の謎に迫る画期的な研究をしていた。
そして、その研究の副産物として、反物質というものが作り出されていた。
やがて研究者を殺した人物によって、反物質が持ち去られていたことが判明する。
この反物質は安全装置の中に入れて保管されている。
一定の時間が過ぎるとはすさまじい爆発を起こす。
ローマに手がかりがある事をつかんだCERN の所長は、ラングドンと殺された研究者の娘ヴィットリア・ヴェトラをローマに向かわせる。
一方ローマでは、新しい法王を選ぶコンクラーベという儀式が行われようとしていた。
しかし、大きな問題が。
直前になって、中心人物である四人の枢機教が行方不明になったのだ。
そんな中、前教皇侍従にイルミナティを名乗る男から枢機卿の殺害予告電話がかかる。
殺害が予告されている場所をつかんだラングドンは捜査に協力することになる。
殺人は阻止できるのか?
犯人は誰なのか?
■ Angels & Demons
■ 天使と悪魔(邦訳)
こんな作品もおすすめ
この作品が好きな人には「ダ・ヴィンチ・コード」もおすすめです。
同じシリーズなので、楽しめると思います。
また、アガサ・クリスティなども良いんじゃないかと思います。
読みやすさは同じくらいでしょうか
