外国語を勉強していると、時々、勉強してもぜんぜんできるようにならないという人にあいます。
もちろん、学習法が間違っているなどの理由で、勉強しても身につくのが遅いケースはあり得ます。
ただよくよく話を聞いてみると、こういう人の多くは十分な時間勉強していないようです。
自分が十分勉強していると思っているだけで、実は勉強時間が全然足りないのです。
例えば、次のような感じです。
・家での学習時間は予習復習にせいぜい1時間とか2時間程度
このくらいの学習時間の人が、2年もやっているのに、ぜんぜん話せるようにならないと嘆くわけです。
加齢のせいにしてみたり、記憶力が悪いせいにしてみたり、教え方が悪いせいにしたりするのです。
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話せなくて当然なんです
でも、私の目から見ると、これでは話せなくて当然としか思えません。
この程度の学習で、外国語が話せるようになるはずがないのです。
予習復習の時間を1時間、授業時間を1時間とすると、1週間の学習時間は2時間です。
1年が約50週だとして、年間100時間しか勉強していません。
ある程度のレベルの外国語を身につけるのには、1,000時間以上はかかるようです。
ということは、そのペースだと、10年はかかることになります。
学習法や言語によっては、数十年単位でかかる可能性だってあるでしょう。
こんな状況ですから、繰り返し書きますが、出来ないのが当然なのです。
外国語は簡単に身につくという神話
なぜかは知らないですが、言語というのは大した努力が無くても身につくと考えている日本人は多いようです。
アメリカやらイギリスに行っただけで、努力もなしで英語が身についてしまうと思っている人たちです。
そういう人たちは、身につかない理由を、教える側に問題があると考えるようです。
簡単に身につくはずの外国語が身につかないのは、教える側の問題だと思うわけです。
わかりやすい例が、学校の英語教育です。
中高の6年間もやっているのに英語が話せるようにならないと、ボロカスに叩かれていますよね。
中学高校の英語教育がすばらしいとは思っていません。
でも、学校の授業程度の時間で英語が話せるようになると思うのも、また幻想でしょう。
語学を学ぶのって、結構時間がかかるんですよ。
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