英語ではなく、アメリカでの韓国語教育の話題だ。
こういう記事を読むと、韓国人の自国文化に対する自負心は、日本人には想像できないレベルだと感じる。
米国の公立学校(カリフォルニア州)で、韓国語を正規科目として導入させようという動きがあるようだ。
ターゲットとしているのは、小学校から高校までだ。
このニュースを読んだときに、思わず吹き出してしまった。
どう考えても実現性は感じられないのだ。
何か政治的なパフォーマンスなのだろうか?
本気で考えているとしたら…、言葉に詰まる。
「韓国語を米公立学校の正規科目に!」米在住韓国人ら立ち上がる
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110218-00000089-scn-int
どう考えても無理でしょ
おそらく、全員必修の科目ではなく、希望者のみの選択科目的に導入させると言う意図なのだろう。
どう考えたって、韓国語を必修にしたら韓国系以外の親が黙っていまい。
それでも、正規科目として成立させるには、一定数の希望者を確保しないといけない。
あまり少ない人数で、正規科目にするわけにはいかないだろう。
一つの学年にどの程度韓国系の生徒がいるのか分からない。
選択科目にするにしても、一学年に10人から20人程度は必要だろう。
それ以下だったら、予算的に行うのは難しいはずだ。
韓国語の講師を一人雇う予算があったら、他に出来ることがいくらでもあるだろうから。
その予算があったら、当然、学校は違ったことにお金を使いたいはずだ。
韓国語を正規科目にすることは出来ないだろう。
もしかしたら、韓国系の移民が多い地域を念頭に置いているのかもしれない。
それにしたって、韓国系の生徒がそんなにいるとは思えないのだが。
外国語を教えるにしても優先順位は低いだろう
アメリカで教えるべき言語の優先順位を付けるとするならば、韓国語の順位はそれほど高くないはずだ。
当然英語が最優先で、その次に移民の話者が多いスペイン語だろう。
ブラジルが距離的に近いことから、ポルトガル語はそれなりにニーズがあるかもしれない。
隣国のカナダにフランス語話者が住む地域があるから、フランス語の優先順位も高いだろう。
経済的な面で考えれば、中国語、ドイツ語、日本語あたりを学ぶのも意味は有りそうだ。
これらの言語が韓国語よりも優先順位が高いのは、否定しがたい事実だろう。
それでも尚韓国語を正規科目として取り入れたいのなら、それなりの合理的な説明は必要なはずだ。
記事を見る限り、「教えるべきだから教えるべき」と駄々っ子のように言っているだけにしか感じられない。
予算付けされていると書かれているが
ちなみに、記事によると韓国政府も予算付けしているようである。
韓国政府は今年から韓国語科目採択と関連して3万ドルの予算を支援する予定であるため、いつもより韓国語科目開設に向け良い条件がそろっている
でも、3万ドルじゃ何も出来ないだろう。
日本円にするとわずか250万円前後だ。
これで何か出来ると思っているのなら、「超」が付くほどの楽天的といわざるを得ない。
でも、「いつもより韓国語科目開設に向け良い条件がそろっている」って言っているしな。
本気なのかなあ。
タグ: アメリカ, 公立学校, 正規科目, 韓国人, 韓国語
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